GEMFOREXで、無料でかなり多くのEAが有り使えるのはいいが、大半が使い物にならないのも確か!
そんな中で長期に渡り現役を維持している「EARLY PHOENIX」を再検証してみました。
このEA、2012年くらいからあるのかな?
ロジックも変更なくここまで、めたろうのポートフォリオに長期君臨してます。
今回は意地悪にも、EA公開後のカーブフィッテイング出来ない期間のみの検証を行いました。
「EARLY PHOENIX」の特徴はシンプルな朝スキャル
トレードスタイル:朝スキャルピング
通貨ペア:8通貨ペア
CHFJPY、EURCAD、EURCHF、EURGBP
EURUSD、GBPUSD、USDCAD、USDJPY
使用時間足:5分足
最大ポジション数:2本
両建て:なし
口座限定:有り
MM機能:無し
トレード頻度:全通貨ペア合計で1日2~3回程度
最大テイクプロフィット:30Pips
最大ストップロス:100Pips
価格:GEMFOREXにて無料で使用可
典型的な朝スキャルで、MT4時間0時から1時までに最初のエントリーを行い、値動きが逆行した場合に1回だけナンピンを行います。
利確、損切共、TP、SL共に達する前に、基本的にはロジックで決済が行われます。
朝スキャルで、月曜日の朝エントリーしないEAもありますが、「EARLY PHOENIX」は、逆に月曜日の朝の窓開けも積極的にエントリーします。
しかし深くは追わず適度に利確、損切を行い、窓埋めEAとしてもなかなかの精度です。
大きな特徴としましては、8通貨ペアに全て同一ロジックでカバーしており、パラメータもMaxSpread設定値が異なるのと、ドル円のみナンピンの設定値が異なるだけで、それで持って8通貨ペアに対応出来ている所から、かなり堅い普遍的なロジックである事が伺えます。
カーブフィッテイングされてないEA公開後も「EARLY PHOENIX」バックテスト結果は良好!
今回2005年からではなく、EA公開後の2013~2019年8月半ばまでのバックテストを行いました。
それもこのEAは、2005~2012年の期間の値動きで設計、調整されており、それ以降はロジックの変更もありません。
よって2013年以降はカーブフィッテイングが通用しない期間となり、大半のEAは崩れてしまい、本当に良いロジックしか機能しません。
要するに2013年以降が、EAの真の実力と言う事となります。
尚、バックテスト時のスプレッドは、全ての通貨ペア、GEMFOREXの通常スプレッドからプラス1.5Pipsで行いました。
ドル円であればGEMFOREX MT4では通常スプレッドが1.2Pipsなので、バックテストは2.7Pipsで実施と言う事になります。
下記が8通貨ペアの個別の成績となります。
1-CHFJPY
バックテスト時スプレッド:3.6Pips
プロフィットファクター:2.33
損益合計:466,669円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:36,850円(1万通貨取引)
総取引回数:933回
勝率:76.21%
10年間リスクリターン率:19.2倍
2-EURCAD
バックテスト時スプレッド:3.7Pips
プロフィットファクター:1.73
損益合計:238,544円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:48,083円(1万通貨取引)
総取引回数:943回
勝率:72.00%
10年間リスクリターン率:7.5倍
3-EURCHF
バックテスト時スプレッド:3.5Pips
プロフィットファクター:3.39
損益合計:159,421円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:12,971円(1万通貨取引)
総取引回数:298回
勝率:74.83%
10年間リスクリターン率:18.7倍
4-EURGBP
バックテスト時スプレッド:3.0Pips
プロフィットファクター:2.36
損益合計:119,113円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:21,393円(1万通貨取引)
総取引回数:270回
勝率:72.59%
10年間リスクリターン率:8.5倍
5-EURUSD
バックテスト時スプレッド:2.7Pips
プロフィットファクター:1.34
損益合計:52,369円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:54,700円(1万通貨取引)
総取引回数:316回
勝率:64.24%
10年間リスクリターン率:1.5倍
6-GBPUSD
バックテスト時スプレッド:3.0Pips
プロフィットファクター:1.49
損益合計:150,999円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:71,717円(1万通貨取引)
総取引回数:558回
勝率:71,86%
10年間リスクリターン率:3.2倍
7-USDCAD
バックテスト時スプレッド:3.0Pips
プロフィットファクター:2.12
損益合計:138,776円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:14,380円(1万通貨取引)
総取引回数:545回
勝率:71,93%
10年間リスクリターン率:14.7倍
8-USDJPY
バックテスト時スプレッド:2.7Pips
プロフィットファクター:1.09
損益合計:28,765円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:54,435円(1万通貨取引)
総取引回数:534回
勝率:66,67%
10年間リスクリターン率:0.8倍
如何でしょう?
同一ロジックで、EA公開後のカーブフィッティング出来ない期間で、8通貨ペア全てプラスとなりました。
また、4通貨ペアでプロフィットファクター2以上で、オプティマイズしてない期間でこの成績は、値動きの普遍的な部分を的確に捉えたロジックである事が伺えます。
次に8通貨ペア合計の合成結果を見てみましょう。
「EARLY PHOENIX」8通貨ペア合成結果は更に良好!
バックテスト期間:6年7ヶ月(2013年1月~2019年7月)
プロフィットファクター:1.78
損益合計:1,354,659円(1万通貨取引)
最大ドローダウン:103,818円(1万通貨取引)
総取引回数:4,397回
勝率:71.55%
10年間リスクリターン率:19.8倍
「EARLY PHOENIX」年別月別損益結果
図及び表はドル表記になってますが、元データが円の為、全て円に置き換えて見て下さい。
8通貨ペアの合計でのプロフィットファクターは1.78とオプティマイズされてない期間を考えれば極めて優秀です。
2013年、2014年の資産の上昇は緩やかですが、EA公開後の6年間で年間ベースで全てプラスとなっており、特に2015年から現在までは、綺麗な右肩上がりで好調を維持してます。
また、10年間リスクリターン率は19.8倍と文句なしの水準で、これまで長期に渡り使用してますが、大きく崩れる気配すらなく、今では安心して使えるEAの一つとなってます。
GEMFOREXをお使いの方は、一度ダウンロード、バックテストを自身でやって見られる事をおすすめします!
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