メタトレーダーEAでは珍しい損小利大EA
シストレ24でも評判のBeatrice-ADX01の実力はどうなのか?
Beatrice-ADX01の特徴
トレードスタイル:デイトレード
通貨ペア:EURUSD
使用時間足:30分足
最大ポジション数:4
口座限定:あり(後からの変更は何度でも可能)
MM機能:無し(最近では珍しい)
トレード頻度:3~4日に1回程度
価格:¥34,800(今なら¥30,857の特別限定価格)
シストレ24には多い損小利大ストラテジーですが、FX自動売買の老舗のメタトレーダーには殆ど見かけない損小利大ストラテジーです。
見かけないと言うより、あるにはあるが優秀な損小利大ストラテジーを見たことがありません。
コイツは正真正銘のペイオフレシオが1以上の損小利大EAです。
ただミラートレーダーで損小利大ストラテジーを数多く使ってみて分かったことは波が大きい・・・
ミラートレーダーでは出来ないメタトレーダーならではのバックテストで一体どうなのかを見て見ましょう。
Beatrice-ADX01のポジション取り
これを見ると両建ても行うようです。
30分足でトレンド方向にポジションを取りトレンドが続くと判断すると最大ポジションの4本まで、ポジションを増やして行きます。
よく見ると0時に1本目を取っており、FXDDなので夏時間GMT3なので、朝6時に1本目をのポジションを取っており、朝固定でポジションを取り始めるトレンド型もまた珍しいロジックです。
と、ここで気づいたのですがBeatrice-ADX01でのバックテストはPepperstoneで夏時間GMT+3、冬時間GMT+2でフォワードテストはAAAFXでGMT0で共に0時に1本目のポジションを取っており、おかしいですね。
日本時間で言うとPepperstoneは朝6時に1本目のポジションを取りAAAFXは朝9時にポジションを取り始める・・・
やっぱりブローカにより取引開始時間が変わるのはおかしいですね!
説明書にもBeatrice-ADX01にも何も書いてません。
と言うか説明書がありません。
またパラメータでGMTの設定は出来ません。
当然結果は異なるはずなのですが・・・
Beatrice-ADX01バックテスト
と言う事でGMTの件も有り参考になるかどうかですが、FXDD夏時間GMT+3、冬時間GMT+2でバックテストして見ました。
2010年1月1日~2015年5月31日
バックテスト時スプレッド:2.0Pips
プロフィットファクター:1.46
損益合計:30923.53ドル(1万通貨取引)
最大ドローダウン:5842.32ドル(1万通貨取引)
総取引回数:1671回
平均利益:112.39ドル(1万通貨取引)
平均損失:-84.21ドル(1万通貨取引)
最大利益:348.13ドル(1万通貨取引)
最大損失:-133.51ドル(1万通貨取引)
勝率:52.24%
2005年1月1日~2009年12月31日
バックテスト時スプレッド:2.0Pips
プロフィットファクター:1.17
損益合計:13255.28ドル(1万通貨取引)
最大ドローダウン:8962.98ドル(1万通貨取引)
総取引回数:1640回
平均利益:110.57ドル(1万通貨取引)
平均損失:-95.92ドル(1万通貨取引)
最大利益:348.12ドル(1万通貨取引)
最大損失:-133.38ドル(1万通貨取引)
勝率:50.37%
こう見ると2011年ぐらいからの値動きに合わせ調整されているようです。
GMT+3で朝6時にポジションを取り始めるのと、GMT0の朝9時に取引を始めるのでは全く違う結果になりそうなのですが、フォワードテストでも結果が良くバックテストもあまり変わらず、益々不思議なEAです。
基本ロジックはいいのでしょうか?
しかし直近の良い結果の方で見ても年間平均5700ドルの利益に対し最大ドローダウンが5842ドルとかなり大きく、これは最大ドローダウンに遭遇したら、回復するのに1年間かかるのを意味してます。
めたろうはドローダウンする確率が、かなり低い損切有りマーチンゲールでもドローダウンから半年以上回復にかかるEAは極力使わない事にしているので、Beatrice-ADX01の実践投入は見送り様子見とします。
基本調子を崩してもそのまま継続稼動出来るEAが基本と考えてます。
しかしフォワード実績はかなりのもので、それでも使われる方は、調子を崩したら即止める等の措置が必要でしょう。
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