高精度スキャルピングEA「Scal_USDJPY」を遅かれながら購入したので評価・検証しました。
バックテスト、フォワード共に脅威的!
なんじゃこりゃ!
「Scal_USDJPY」の特徴
トレードスタイル:スキャルピング
通貨ペア:USDJPY
使用時間足:5分足
最大ポジション数:2本
両建て:なし
口座限定:あり(後からの変更は何度でも可能)
MM機能:あり
トレード頻度:週2回程度
最大テイクプロフィット:10Pips
最大ストップロス:200Pips(変更可能)
価格:\14,500(税込)
ドル円専用24時間稼働型スキャルピングEAとなります。
このEAの特徴は、EAパラメータのSLやTP値を適当に変えても、かなり良いプロフィットファクター値を出してくれるところです。
デフォルトのSLは200ですが、SL値を50~200で変更してもプロフィットファクターは1.8~7.0の範囲に収まるとの事で、基本ロジックの良さを感じます。
よってゴリゴリにカーブフィッティングする必要すらなく、その可能性は低いでしょう。
また、デフォルトのパラメータでは若干取引回数が少なめですが、3つのboost値を変更することにより取引回数を増やす事も可能
取引回数を増やしても高プロフィットファクターなのが凄い!
トレーリング機能も搭載している為、TPを増やして大きく取りに行くことも可能です。
「Scal_USDJPY」パラメータ(設定出来る項目)
上記がScal_USDJPYのパラメータでデフォルト値です。
boost1、boost2、boost3でトレード頻度を変更出来ます。
また、TP、SL、トレーリングストップに関する設定の変更が可能です。
「US_Shitsugyou_filter」は、デフォルトの「true」で毎月の米国失業率発表時のエントリー制御、ポジションの整理を行ってくれ凄く便利な機能です。
また、任意に設定出来る指標フィルタも装備してます。
「Friday_Close」は週末指定時間にエントリーの制御、ポジションの整理を行ってくれる機能です。
「Scal_USDJPY」バックテスト結果
今回リスク分散も兼ね、2パターンで外為ファイネストリアル口座で稼働開始しました。
現状fx-onで販売されているEAは、同一口座であれば1つ購入すれば設定違いで複数パターンでの稼働が可能です。
よってパラメータを異なる値で取引ロットを分散する事で、少しでもリスク分散する事が可能となります。
その際、パラメータの多少の違いでは、その2つで同時エントリー、同時決済が生じる事も有り、1つのMT4でそれらを同時に処理は出来ない為、MT4は2つに分けて稼働します。(マジックナンバーは必ず異なる値にする事)
下記はその設定値でのバックテスト結果です。
「Scal_USDJPY」バックテスト結果その1
バックテスト時スプレッド:1.0Pips
プロフィットファクター:4.02
損益合計:6929.59ドル(1万通貨取引)
最大ドローダウン:341.05ドル(1万通貨取引)
総取引回数:1280回
平均利益:7.50ドル(1万通貨取引)
平均損失:-45.97ドル(1万通貨取引)
最大利益:14.72ドル(1万通貨取引)
最大損失:-196.29ドル(1万通貨取引)
勝率:96.09%
「Scal_USDJPY」バックテスト結果その1のEAパラメータは「Friday_Close」のみ「true」で他はデフォルト値です。
Scal_USDJPY 公式ページの様にプロフィットファクター6.75とは行きませんが
それでも4.02と驚異的です。
13年間のリスクリターン率(累積損益÷最大ドローダウン)も20倍を超えており、かなり優秀です。
「Scal_USDJPY」バックテスト結果その1 年別月別損益
2005年より13年間、年間ベースでの負け無し
何よりカーブフィッティング出来ないEA発売後の2017年6月以降の成績も、全く衰えてないのが良いです。
しかしデフォルト設定では取引精度は高いが、取引回数が少なくつまんないんですよね!
「Scal_USDJPY」バックテスト結果その2
バックテスト時スプレッド:1.0Pips
プロフィットファクター:2.37
損益合計:9845.82ドル(1万通貨取引)
最大ドローダウン:502.86ドル(1万通貨取引)
総取引回数:2482回
平均利益:7.22ドル(1万通貨取引)
平均損失:-59.45ドル(1万通貨取引)
最大利益:14.63ドル(1万通貨取引)
最大損失:-210.12ドル(1万通貨取引)
勝率:95.12%
そこでboostをON
設定値はEAを作成されている、ねこ博士の最適化されたboost1=6、boost2=-4、boost3=-2
プロフィットファクターは下がったが、それでも2.37
損益合計は1.5倍の9845ドル、取引回数も倍の2482回
結構楽しそうな感じになりました。
「Scal_USDJPY」バックテスト結果その2 年別月別損益
こちらも13年間全て年間プラスで推移
ちなみにboostはOFFで、TP10~160、SL50~200の範囲で最適化を行って見ましたが、TP10、SL50が最低値でプロフィットファクター2.17と2を下回る事はありませんでした。
また、上記の範囲ではデフォルトのTP10、SL200が最も良い結果でした。
その1:その2=2:1のロット割合で使って見たいと思います。