最近コツコツとバージョンアップを繰り返している「BandCross3 EURUSD」ですが、V7.2で大きくバージョンアップしました。
デイトレードモードを新規に追加し1トレード当たりのリスクを大幅に低減!
3、4月のドローダウンの汚名返上は出来るのか?
このEAは検証終了しました。
BandCross3 EURUSDの特徴
トレードスタイル:デイトレード・スイングトレード
通貨ペア:EURUSD
使用時間足:5分足
最大ポジション数:2
口座限定:あり(後からの変更は何度でも可能)
MM機能:あり
トレード頻度:2日に1回程度
価格: ¥34,800-(フォレックスドットコム新規口座開設で無料版有り)
統計的分析により最多保有2ポジションで利益を積み上げるローリスクタイプEAとの事でしたが3、4月大きめのドローダウンに見舞われました。
トレード時間は日本時間16時~翌1時までの8時間の中で比較的相場が落ち着いている時に短期トレンド方向にエントリーします。
EAは直近3年間に最適化されており、作者の方はひじょうにマメであり売ったら売りっぱなしでなく、随時バージョンアップが行われてます。
V7.2バージョンアップで何が変わったのか?
3,4月の不調期からもV6.0に至るまでVUPにてエントリー精度の向上、取引時間の変更、相場が一方方向へ動いた場合の対策等が施されましたが今回オリジナル版とは別のモードとしてデイトレードモードが追加されました。
オリジナルモードとの違いはポジション保有時間が最長3日半が32時間へ変更されストップロスも最大180Pipsが100Pipsへ大きく変更された事により1トレード当たりのリスクを大きく低減しています。
通例この様にストップロスを抑えると勝率が大きく低下する等下げれば良い物でもないのですが、バックテストを見る限り上手くまとまってます。
BandCross3 EURUSDバックテスト
長期バックテスト2010年1月1日~2015年5月31日
V6.0、V7.2オリジナルモード、V7.2デイトレードモードの3種類をまずは5年5ヶ月と長期でバックテストして見ました。
BandCross3 EURUSD V6.0
バックテスト時スプレッド:1.5Pips
プロフィットファクター:1.44
損益合計:6766.85ドル(1万通貨取引)
最大ドローダウン:1523.40ドル(1万通貨取引)
総取引回数:927回
平均利益:28.90ドル(1万通貨取引)
平均損失:-96.23ドル(1万通貨取引)
最大利益:102.33ドル(1万通貨取引)
最大損失:-180.91ドル(1万通貨取引)
勝率:82.74%
2010年と直近で崩れており最大ドローダウン-1523Pipsと大きめです。
しかし3,4月のドローダウンはバックテストより想定内で今見ると驚くようなものでもありませんね。
BandCross3 EURUSD V7.2 オリジナルモード
バックテスト時スプレッド:1.5Pips
プロフィットファクター:1.55
損益合計:7614.14ドル(1万通貨取引)
最大ドローダウン:1614.21ドル(1万通貨取引)
総取引回数:887回
平均利益:28.70ドル(1万通貨取引)
平均損失:-99.64ドル(1万通貨取引)
最大利益:140.00ドル(1万通貨取引)
最大損失:-180.91ドル(1万通貨取引)
勝率:84.33%
基本的にV6.0とほぼ変わらずエントリー精度を高めているとのこと。
よってプロフィットファクターが1.44から1.55に改善しています。
しかし最大ドローダウンは大きめです。
いずれもバックテスト開始時期の2010年はサッパリです。
BandCross3 EURUSD V7.2 デイトレードモード
バックテスト時スプレッド:1.5Pips
プロフィットファクター:1.76
損益合計:8435.49ドル(1万通貨取引)
最大ドローダウン:555.32ドル(1万通貨取引)
総取引回数:891回
平均利益:26.67ドル(1万通貨取引)
平均損失:-69.14ドル(1万通貨取引)
最大利益:100.00ドル(1万通貨取引)
最大損失:-100.91ドル(1万通貨取引)
勝率:82.04%
ストップロス値を180Pipsから100Pipsに下げて勝率を2%しか落としてない所が上手くまとめてきましたね。
よって平均利益はそのままで、平均損失を-69.14まで下げてます。
よってプロフィットファクター1.76と大きく向上最大ドローダウンはなんと1/3の555.32ドルまで下がりました。
また2010年の成績も大きく改善しました。
しかしまだ新バージョンでのフォワードテストはこれから
デイトレード版はかなり良くなりましたが、あくまでバックテスト上の事でこれからの相場に適合するかどうかの話は別で半年ぐらいのフォワード実績を見ての判断でしょうか?
BandCross3自体のフォワード実績はご存知のように3月、4月以外は良く特に2014年は一世を風靡する程の実績を残しました。
よって旧バージョンも相場次第で息を吹き返す可能性もあります。
これらによりめたろうは当面V4.0、V6.0、V7.2デイトレードモードの3つに分散し稼動させる事にします。
古いのをお持ちでない方はV7.2のオリジナルモードとデイトレードモードに分散するのも良いかもしれませんね。