損小利大EA「Beatrice-ADX01」ですが、1年以上前に検証、レビューを行い、過去の最大ドローダウンの大きさより実践投入は見送りました。
しかしながらこのEA、フォワードテストで長期に渡り、かなり良い結果が出ているではありませんか!
やっぱり良いかもって事で実践投入しました。
Beatrice-ADX01と言えば好調を維持しているBeatrice-07の兄弟
久々にBeatrice-ADX01の販売ページのフォワード結果を見ると、Beatrice-07とほぼ互角の成績なんですよね!
従いまして、再度検証を行いました。
Beatrice-ADX01の特徴
トレードスタイル:スイングトレード
通貨ペア:EURUSD
使用時間足:30分足
最大ポジション数:4
テイクプロフィット:350Pips(基本ロジックでのクローズ)
最大ストップロス:130Pips(基本ロジックでのクローズ)
口座限定:あり(後からの変更は何度でも可能)
MM機能:無し
トレード頻度:週に5~6回
価格:¥34,800
トレンド方向へのスイングトレードで損小利大もさることながら、このEAの最大の特徴は、日本時間10時に1本目のエントリーを行い、トレンドが続くと30分置きに最大4本までポジションを取って行く点です。
GMT+3であれば4:00、GMT0であれば1:00にエントリー条件を満たした時、1本目のエントリーを行います。
テクニカル指標はADX、CCIを使用しておりますが、CCI、ATR、Accelerator/Deceleratorを使用したBeatrice-07とエントリーはかなり似通ったエントリーを行います。
決定的に違うのはイグジット、ここでTPの差もありますが、内部ロジックも異なる動きをしているようです。
そのことによって次回のエントリーにも影響してくるようです。
決まった時間にエントリーし、そんなエントリータイミングでとも思えますが、それでも結果を残している不思議なロジックであります。
Beatrice-ADX01とBeatrice-07ポジション取りの比較
Beatrice-ADX01ポジション取り
Beatrice-07ポジション取り
Beatrice-ADX01はTitanFXリアルアカウント、Beatrice-07はAxioryリアルアカウントでのポジション取りです。共にGMTは夏時間+3で4時、日本時間では10時からエントリーします。
エントリーが全く同じ時もありますが、イグジットは確実に異なり、全く逆のポジションを保有してる事もあり、どちらかを高いロットで稼動させるなら、この2つのEAに半分づつのロットで稼動した方が、リスクを分散出来る可能性が高まります。
この時は共にユーロの急落を上手く捉えてくれました。
正確に出来ないバックテスト、しかしながら驚く結果に!
Beatrice-ADX01もBeatrice-07もAutoGMTの機能が追加されリアル口座では正確に稼動するようになりましたが、バックテストでは全て1時からエントリーしてしまいます。
手動でもGMTの設定が出来ない為、GMT0のデータが必要なのですが、長期データを持ってないのでFXDDのデータ(夏時間+3、冬時間+2)で気休め程度にバックテストを行いました。
しかしながら驚く結果に!
バックテスト期間:3年2ヶ月
バックテスト時スプレッド:1.5Pips
プロフィットファクター:1.96
損益合計:26795.40ドル(1万通貨取引)
最大ドローダウン:2620.64ドル(1万通貨取引)
総取引回数:867回
平均利益:112.73ドル(1万通貨取引)
平均損失:-72.98ドル(1万通貨取引)
最大利益:349.29ドル(1万通貨取引)
最大損失:-136.20ドル(1万通貨取引)
勝率:55.94%
今回Beatrice-ADX01のフォワードテストが開始された、カーブフィッテイングが出来ない時期からあえてバックテストを行いました。
ちなみに2005年からのバックテストは最大ドローダウン8000Pipsを越えるドローダウンがあり前回は実践投入を見送りましたが、よくよく考えて見ると、そもそもGMTがあってなくエントリー時間が異なりバックテスト自体が意味がありませんでしたね。
しかしながらフォワード開始後のカーブフィッティング出来ない期間でのバックテストでプロフィットファクター1.96は驚きです。
更に驚きなのは、バックテストの詳細をご覧になっていただくとわかる通り、本来の4時(日本時間10時)エントリーではなく1時(日本時間7時)エントリーと、設計とは異なる時間にエントリーとなるのですがこの成績
と言うより7時エントリーの方が良いのではと思える様な成績です。
これってかなり値動きの普遍的な部分を捉えているのではないでしょうか?
Beatrice-ADX01フォワード実績
既に3年以上のフォワード実績があり、良好な結果を残してます。
デモ口座ではありますが、損小利大ロジックなのでスプレッドや滑りに対してはシビアに考えなくても良く、このデモフォワードとTitanFXリアル口座でのフォワードは遜色ない取引結果となってます。
3年以上ものフォワード実績でプロフィットファクター1.55はかなり良く、損小利大ロジックで考えるとかなりの成績ではないでしょうか。
ただ、損小利大ロジックらしく最大ドローダウンも1万通貨運用で3998.34ドルと高く、許容出来る範囲で稼動ロット調整を行い、不調期もあると認識してのんびり運用する必要があります。
この最大ドローダウンを上回らない範囲は気にせず、淡々と稼動して見ようと思います。
現在のフォワード実績はコチラ ⇒ Beatrice-ADX01をご確認下さい。